最近ちょっとしたきっかけがあって
高校レベルの勉強の復習をしているのですが
これがまた、自分自身では、まあ大丈夫だろうと思っていたようなことが
ポロポロポロポロ抜け落ちていて
自分の記憶力の不確かさに愕然としています。


もともと理系の頭じゃなくて、
数学だったり化学だったりは本当に苦手で、
現役女子高生だったころも四苦八苦していて
先生のお情けで点数をもらえていたようなものだったのだけど、
当時はそんなに悲壮感はなかったのです。
だって希望の進路は文系だったし、数学使うことなんてまさかないでしょうと
たかをくくっていたから。
でも今になって思う。
もっと頭のやわらかかったうちに、もっとちゃんと勉強しておけばよかった…。
勉強するという行為が日常でなくなった今になって、
勉強するということが面白くなってきたのは皮肉だと思います。
歴史とか、年表を書くだけで本当に楽しい。
こんなにワクワクするなんて、思ってもみなかった。


でも、苦労はしているのだけど
記憶の片隅にぽつんと引っかかった内容も、もちろんあって。
こんなこと、よく覚えてたなぁ、なんて自分に感心したりもして、
そんなときは、真面目な学生だった自分をちょっとだけ誇りに思います。
決して華やかではなく、キラキラした時期ではなかったけれど、
積み重ねたことが、今になってこんなに貴重だったんだって思える日が来るなんて
あのころは想像もしていなかった。


知らないことを知ることができる喜びを、
面白いと思えるようになる日が来ることを、
こどもたちに、どうやったら伝えていけるかなぁ。