旅立つ朝に残されたもの

先日、オットの祖父が永い眠りにつきました。


地元の名士として、たくさんの集まりを率いられ、束ねられてきたおじいさまは、
亡くなる数週間前まで、好きなお酒をたしなまれ、
認知症も闘病の苦しみもなく、安らかに逝かれたと聞きました。
通夜・告別式には、500人を超える人々が訪れてくださり、
おじいさまの早すぎる死を惜しみ、悼んでくださいました。


嫁としてご挨拶にうかがってから、
お会いしたのは、わずか数回。
もっと、いろんなお話をさせていただきたかった。
趣味で歌や詩を詠まれ、書に親しんでいたおじいさま。
お伺いしたいことは、たくさんあったのに。
晴れ姿を見ていただけたことが救いです。


実家とはしきたりも風習も違い、戸惑うことも多かったですが
無事に送ることができて、ほっとしています。
どうか、未熟なわたしたち夫婦をお守りください。