もうすこし秘密にしておくよ

目覚め。
一瞬、どこにいるかわかりませんでした(笑)
ここは赤坂プリンスホテル
連れはいびきをかいて気持ちよさそうに寝ています。
私、出社9時。
奴、10時。
・・・・・・・・・・・・・・・・なんか、腹が立ったので、
鼻をつまんでいびきを止め、ついでに起こしました(笑)
眠いのはわかったから。
私、会社に遅れちゃうの。離してちょうだい。
私の携帯には、
なぜか「ズームイン!朝!」のオープニングテーマが入っているので(笑)
最大音量にしてエンドレスで枕もとに置いてあげました。
このままじゃ、寝坊して遅刻しちゃうもんね。
心遣い。


私がシャワーを終えて着替えてメイクしても、
まだ奴は寝室から出てきません。
起こしに入ると、私の携帯が壁際に落ちていました。
投げるなぁ!(怒)
あまりに起きないので布団をめくり、
肩と腕を支えて無理やり起こしました。
「・・・介護かよ〜・・・」
いやならきちんと起きましょうね。



奴がシャワーに入ったので、
靴下揃えてシャツのボタン外して、いつでも着られるようにスタンバイ。
様子を見はからって、バスタオルを差し入れようとしたら、
ちょうどバスルームから出てこようとしたタイミングとぶつかりました。
「よくわかったね(笑)」
そりゃあ、日頃から会社でもオジサマたちのお世話をしていますから。
なんて、ほんとはたまたまなんだけどね。


ネクタイをしめるしぐさが「男の人」って感じで
どきどきしたのは秘密です。
細身のスーツが、ほんとに似合うんだよね。着痩せするし。
でも、スーツ姿が似合う人にかぎって
私服が信じられないセンスなのも微妙に真実なので(笑)
このヒトの私服姿、実はあんまり見たことないんだけど
ちょっと不安(笑)


することがなくなったわたし。
洗面所で支度するのを、ずっと見ていました。




格好いいなぁ、って思いました。
秘密です。