散歩してかえろう 考えごとをやめて

gekritzel2006-10-20

気持ちのいいお天気。
体調もそんなに悪くないようなので、
思いきってお出掛けしてきました。
行き先は日暮里、
去年も行った『谷中芸工展2006』です。


日暮里の駅を降りて、坂をあがってゆくのだけれど
昔ながら、という味わいの風景やお店に見とれながら歩いていたら
派手に転びました(笑)
左手の手の甲と、左膝2か所が血まみれ。
前から歩いてきた小母さんに、
「あらあらあら大丈夫!?」と心配されてしまうほどの転びよう(笑)
ちゃんと前向いて歩こう、と改めて思いました(笑)
通行人が少なくてよかった・・・。


インフォメーションセンター『蒲生邸』で地図を買って、散策スタート・・・
と思ったら、『蒲生邸』でポストカードの販売をしていて、
 
どれもきれいで目移りしながら、さっそく購入。
そして今度こそ、散策スタート。
去年より地図が大きくなっていて、見やすくなっていました。
スタンプラリーも健在。
スタンプを効率よく集めながら、いかにいろいろな展示を見て回るか、
パズルみたいで楽しい作業です。
谷中の街は、芸大もあるせいか、雰囲気が独特で
街角もこんな感じです。
これ、実は公衆トイレなんです。


ひとりで、ゆっくりペースで行ったので、
展示もたくさん見られて、楽しかったです。
『いろはに木工所』さんで見た、ダークブラウンの木製の花瓶が素敵でした。

一輪挿しにも、小さな花束にも似合いそうです。
普段は明るめの色の木材を多く使われるそうで、
これは非売品とのこと、残念でした。
『コジマユウジ展』は、美容室を借りての展覧会。
 
笑顔なんですよ、とコジマさんはおっしゃったけれど、
わたしにはどれも、さみしい笑顔に見えて仕方ありませんでした。
心に憂いを秘めて、それでも無理して笑っているような・・・。
今の自分が、無理をしているせいなのかもしれません。
ランチはのんびり、花を見ながら『カフェ・コパン』で。

住宅街の中に突然、こんなに可愛い喫茶店があるのです。
谷中、いいなぁ。
坂がこんなに多くなければ(そしてこんなに細い路地が多くなければ!)
住んでみたい街です。


他にもいろいろ、見てきました。
谷中にたくさんあるお寺の木を使って家具を製作する『無骨丸』さんでは
たまたまお客がわたしひとりで、いろいろお話を伺うことができました。
今年の作品は『木の座布団』。
木なのになぜかクッション性があって座りやすいのです!
 
『谷中M類栖/1f[丸井金猊リソース ver1.0]』さんでは、
午後からの開場をわざわざ早めて頂いて、作品を見せて頂けました。
お祖父さまが描かれたものを、今回初公開したとのことです。
他にもいろいろ、雑貨屋さんを覗いたり、
和雑貨もアンティーク雑貨もナチュラル雑貨もあるのです)
いろいろなアートに触れられた一日でした。
  
スタンプラリーの景品は、可愛いミニバッグ。

ざっくりと編まれた雰囲気と、漢字の散りばめ方が、なんとも『芸工展』らしい雰囲気です。
 
帰りには、『いせ辰』でリバーシブルの可愛い巾着を買ったり
お茶屋さんで茶筒を探したり
夕方の商店街の賑わいの中を、ゆっくりゆっくり。
今日はあったかくて気持ちがいいのか、
いたるところでのんびりしている猫がたくさんいました。
 
 


古道具屋さんの、アイアンのランプに気持ちを引かれながら
まだ明るいうちに、谷中の街をあとにしました。
もしも自分に無理がかからない程度なら、
こういうふうな時間も、大事なのかもしれないなぁ。
部屋に閉じこもってぼーっとしているだけが、治療じゃないのかもしれないなぁ。