忙しい毎日に溺れて 素直になれぬ中で

今夜発の便で、彼が台湾に出張です。
ビジネスクラスにアップグレードできた、って喜んでました。
今回も何かおみやげねだろうかなぁ、ちょうどクリスマスだし☆
と、ちらっと考えないわけでもなかったのだけれど
彼の体のことが心配で、それどころじゃなかったのでした。


というのも、
彼のお仕事が最近、顕著に激務なのです。
帰るコールと、帰ってきたよコールをしてくれるのだけど、
それが日付変更線を超えそうなこともしばしば。
(会社から車で15分程度のところに住んでいるのに!)
わたしは、どうせ眠れないから、待っていることに不満はないのだけれど
彼が、それから独りで食事をして、お風呂に入って・・・っていう行動を想像するだに、
少しずつ狂ってゆくだろう彼の体調のことが、何よりも心配です。
そして、おやすみコールに至っては、彼は半分夢の中。
それでも律儀に電話をしてくれることが、愛情の証だと思っています。


彼は「サービス残業じゃないし」って、仕方のないこととして受け止めているようなので、
わたしは、そんな呑気なこと言って、過労死しちゃったら何にもならないじゃない、と
空しくも言ってはみるのです。
好きでしている仕事なら、忙しいのも認めてあげられるけれど、
今の彼の姿は、まるで仕事をするために生きているようにさえ見えてしまって。
それだけ彼が、周囲から信頼されているのかもしれないけれど、
そのあたりの事情がわからないわけでもないけれど、やっぱり無理をしているのだと思うのです。
会社には彼の代わりは大勢いるかもしれない。
でも、わたしにとっては唯一無二のひとなのです。
すぐに飛んでいってあげられる距離にいないこともあって
彼を支えてあげることさえ難しい。
会社の愚痴はほとんどこぼさない彼。
わたしにしてあげられることは、何なんだろう?
会社は何もしてくれない。
わたしが休職して半年近くが経つけれど、人事からのお見舞いのメールすら来ない。
所詮、使い捨てなのかなって、
わたしじゃなくてもいいんだ、って思い知らされたばかりだから
余計に、「そんなに会社に尽くしてどうするの?」と思ってしまうのかもしれないけれど。


まだ若いから、多少の無理は利くけれど、
このまま年をとっていったら、どうなっちゃうんだろう?
わたしを置いていかないでね、と、電話口で涙声で訴えるわたしに、
大丈夫だよ、って、その大丈夫の根拠が、どこにもないじゃない・・・。


今頃、彼は、とっくに夢の中、かな?
少しでも体が休められるように、リラックスできるように、
ホテルがきれいだといいな、お仕事がうまく進むといいな、って
わたしにできることは、ただ願うことだけ。


お願い、無事に帰ってきて。
元気な笑顔を見せてください。



そして、今日はFN嬢の誕生日。
日曜日だから、旦那さまと、どこかで豪華なディナーでもしてるかな?
付け加えのようになってしまったけれど
お誕生日、おめでとう。
あなたが生まれてきたことを、
あなたに出会えたことを、心から感謝します。