世界でひとつの恋を紡ぐ物語

gekritzel2007-09-17

暑いくらいのいいお天気。
近所のカフェで、お茶。


集中して本を読めるようになったので
源氏物語』を原文で読むこと、に挑戦しています。
誰でも、学生時代にさわりだけは習った覚えがあるかと思います。
桐壺の巻とか、若紫の巻とかね。
わたし自身は、
高校時代の夏休みに、一度、原文を読みきったことはあるのだけれど
どれだけ覚えているかな?と思って、もう一度読む気になったのでした。


古語辞典と現代語訳を片手に、読んでいるのだけれど
こんなに難しかった!? と思うくらい、難しいです・・・。
呼び名は途中で変わるし、人間関係は複雑だし、
和歌の部分なんて、翻訳できないものもあります。
掛詞とか、文法も難しいです。
でも、雅やかで華やかな宮中の世界には、うっとり。
光源氏を中心に、さまざまな女性たちが入り乱れて関係してゆく物語なのですが、
紫式部って、本当に頭のいい女性だったんだなぁ、と感服。
これだけのものを書ききれる女性作家は、他に類を見ないんじゃないでしょうか。
ただ、難しいのは『どこまでで(今日読む分を)終えるか』(笑)
一章一章が長いので、途中でやめてしまうと、人物相関がわからなくなるし、
かと言って、一章を丸ごとその日に読みきるほどのパワーもなく・・・。
当時は、紫式部が書いたそばから、宮中でまわし読みされていたようなのですが
そんな、連載小説みたいに読むことなんて、到底できそうにありません。
完結していて良かった(笑)


今現在、光源氏は明石に流されているところ。
まだ明石の君には出会っていないのだけれど、お父さんが奮闘中です。
今日はこの巻を読みきってしまいたいなぁ・・・。


しかし、光源氏ってば
ほんとに節操なしの遊び人!