世界でひとつの恋を紡ぐ物語
暑いくらいのいいお天気。
近所のカフェで、お茶。
集中して本を読めるようになったので
『源氏物語』を原文で読むこと、に挑戦しています。
誰でも、学生時代にさわりだけは習った覚えがあるかと思います。
桐壺の巻とか、若紫の巻とかね。
わたし自身は、
高校時代の夏休みに、一度、原文を読みきったことはあるのだけれど
どれだけ覚えているかな?と思って、もう一度読む気になったのでした。
古語辞典と現代語訳を片手に、読んでいるのだけれど
こんなに難しかった!? と思うくらい、難しいです・・・。
呼び名は途中で変わるし、人間関係は複雑だし、
和歌の部分なんて、翻訳できないものもあります。
掛詞とか、文法も難しいです。
でも、雅やかで華やかな宮中の世界には、うっとり。
光源氏を中心に、さまざまな女性たちが入り乱れて関係してゆく物語なのですが、
紫式部って、本当に頭のいい女性だったんだなぁ、と感服。
これだけのものを書ききれる女性作家は、他に類を見ないんじゃないでしょうか。
ただ、難しいのは『どこまでで(今日読む分を)終えるか』(笑)
一章一章が長いので、途中でやめてしまうと、人物相関がわからなくなるし、
かと言って、一章を丸ごとその日に読みきるほどのパワーもなく・・・。
当時は、紫式部が書いたそばから、宮中でまわし読みされていたようなのですが
そんな、連載小説みたいに読むことなんて、到底できそうにありません。
完結していて良かった(笑)
今現在、光源氏は明石に流されているところ。
まだ明石の君には出会っていないのだけれど、お父さんが奮闘中です。
今日はこの巻を読みきってしまいたいなぁ・・・。
しかし、光源氏ってば
ほんとに節操なしの遊び人!