寂しくなって 十五夜も帰らぬ夢 月にウサギ

gekritzel2007-09-25

中秋の名月です。
日中、(ちょっと邪道だけど)白玉だんごをつくって
つるつると噛みながら、月を見ています。
くっきりとした濃い闇に浮かぶ、
丸いきれいな月。
冬ものの衣装ケースの中からブランケットをひっぱりだして、
ベランダでくるまっている姿は、あんまりロマンチックじゃありません(笑)
裸足だと、もう寒いくらいになったんだね。


去年の苦しかった時期を思い出して
ちょっとしんみりしています。
とうとう、ここまできたなぁっていう思いと
一刻も早く、って思う気持ちと。
周りは絶え間なく忙しく形を変えてゆくから、
それに追いつきたい気持ちで、めいっぱい。
相変わらず病んでいて、
それをまだ受け止められずにいるのです。
負けたことを認めたくない。
でも、会社に行くと思えば、乗れるはずの電車にも乗れなくて、
それでどうして、大丈夫だなんて言えるんだろう。
自分の矛盾をわからないわけではないのです。
ただ、ただ、悔しい。


月に答えを探してみても、
頭上の月は、何も言わずに見下ろしているだけ。