幸せを注ぐコツ覚えたから

gekritzel2007-10-03

映画『幸せのレシピ』を観てきました。


ドイツ映画『マーサおばさんの幸せレシピ』の焼き直しなのだけれど
とっても心があったかくなる映画でした。
ストーリーには、恋愛ももちろんからんでくるのだけど、
それだけじゃなくて、
大切なヒトやモノの喪失、そしてそこからの再生を描いた物語だと
わたしは思います。
自立しようとするあまり、他人に素直に甘えることのできない主人公ケイト。
強い女性のようだけれど、本当はずっと傷つきやすくて、不安を抱えている。
そこに飛び込んできた、唯一の肉親である、最愛の姉の訃報。
彼女に遺されたのは、傷ついた姪のゾーイ。
ふたりが、周囲の手助けを借りながら、少しずつ悲しみから立ち直ってゆく
そのありかたに、本当に感動しました。
恋愛映画、というカテゴリには、簡単に入れられない感じ。
ゾーイ役のアビゲイル・ブレスリンが、これまた本当に可憐で健気で
本当にいい演技をしていて、
小さいながらも圧倒的な存在感を放っていたように思います。


お料理もおいしそうで、おなかがすいてしまいました…。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズのシェフっぷりもおみごと!