僕らの両手はどこまで伸ばせば誰かに触れるか

定期診察。
いろいろお話した結果、
11月から復帰したい!って希望は
「駄目ですね」って、バッサリ言われてしまいました。
体調も落ち着いてるし…って、言ってはみたんだけれど
「他人との接触が少なすぎるし、緊張しすぎているから」って言われてしまいました。
確かに、会議室にこもってお仕事するわけにはいかないし、
復帰したら、また出張が続くんだろうし、
対人関係は、それでなくてもウィークポイントなのですよねぇ…。
とりあえず、
来週から、診察が週1回に増やされました。
それから、集団カウンセリングのクラスを受けることになりました。
心理士さんと、5対1くらいで行われるようなのだけれど
ここでまた、ひとつ大きな壁です。
嫌だ嫌だばかり言っていたら、復帰ができるはずもないのだから
ここで、じっと、慣れられなくてはいけないのだけど。
このクラス、もし復帰したとしても、しばらくは続けるそうなので、
本当に手探りなんだなと思います。


お医者さまとしては、「本心は、あと半年は休んでいてもらいたいんですが」って言うので
わたしの「復帰したい」っていうの、けっこうなワガママなのかもしれません。
でも、こうしている今も、時間は流れていて、
周りが大人になってゆく同じ時間を、わたしは空白でしか埋められなくて、
それが負担になっている一面もあるんじゃないか、とも思ったりするのです。
何もすることのない、ただ流れてゆく毎日は、
忙しいひとから見れば贅沢なんだろうけれど。
わたしには、限られたこの時間を、無駄にしているとしか思えなくて。
それが、やっぱり、空しいです。
貴重な26歳・27歳を、まるまるからっぽにしてきちゃったなって
無性に悲しいです。