今宵、君は誰に抱かれているのか

それは、できなかったことを埋めるため？

結婚してから、
昔の恋人の夢をよく見るようになりました。
夢の中ではわたしはまだ独身で、
時には学生であったりもするんだけど、
なぜか必ず、ヨリを戻す夢、なんですよねぇ･･･（笑）
そして、とても幸せなのです。
相手は一人ではないのだけど、
どこか無理をして終わりにした相手ばかり。
祟られているのかしら；

幼かったと思います。
傷つけて、悲しませて、振り回して。
あんなふうに荒っぽく恋をしたことを、今はほんの少し後悔しています。
二度と戻らない時間とわかっていたら、
もっと丁寧に時間を過ごしたのに。
彼らが抱いてくれた想いを受け止めきれるような余裕が、わたしにはなかったのかな。
あれから
わたしは永遠の居場所を見つけて、
彼らは新しい恋をしたり、結婚したり、何をしているかもわからないひともいるけれど、
それぞれの道を歩いているのに。
どうして今になって思い出すのか。
もう、どうしようもないことなのにね。
できることなら、もう一度あの日に戻りたい。
そうしたら、もっともっと幸せにしてあげられるのに。
大好きだよって、大事だよって、
いろんな方法で、もっと伝えられるのに。

わたしはわたしなりに、一生懸命恋をしたけれど。
相手が満たされなければ、それは言い訳にしか過ぎないのでしょうね。
彼らが幸福であることを心から祈ります。
大切だと思える相手とめぐりあって、いきいきと毎日を過ごせているように。

永遠の恋人の隣で、今宵も夢を見ます。
愛された記憶を忘れないように。