病室の狭い窓

gekritzel2009-07-01

昨日まで入院してました。
と言っても、1日だけなんですが・・・。
救急車呼んじゃった!
乗っちゃった!
あんまり乗り心地のいいものではないです・・・。
そして、隊員さんはウルサイです・・・。


コトの始まりは、「なんか調子悪いなぁ」で寝込んだコトなのですが、
その次の日、「あ、だいぶマシかも」とセコセコと動いてしまい、
そのうち頭痛、そして嘔吐。
お昼過ぎに飲んだ頭痛薬も全然効かなくて、
水を飲んでも嘔吐・・・という症状が繰り返され、
その時点でオットに電話するも、
「なるべく早く帰るから、もうちょっと頑張って」と言われ・・・。
そのうち意識が混濁してきて、気がついたら廊下で倒れていたりして
「あ、コレはアブナイな」と思って、気力を振り絞って119に通報したのでした。


119って、「救急」と「住所」と「名前」だけ言えばいいのかと思っていたのだけど
そうじゃないのね。
「いつから具合が悪いのか」「どんな症状か」「かかりつけは」「飲んだ薬は」など
事細かに聞かれ、
もう、とにかく来てくれって心底思いました。
玄関の鍵を開けておくように言われて電話を切り、
財布と保険証と家の鍵、お薬手帳を準備。
這いずるように鍵を開けたところで、1回記憶が飛んでます。
隊員さんの話だと、家の鍵を握りしめたまま、玄関にくずれおちていたそうな・・・。
胸を強く叩かれて、気がつくと、救急車の中に寝ていました。
「名前言えますか?」と聞かれて答えるのだけど、
わたしの名字、聞き取りづらいんですよね。
(例:「タカナシ」が「タカハシ」に聞こえたり、「タケハシ」に聞こえたり、みたいな)
何度か訂正したのだけど、もう最後は、いいや、何でも・・・って感じ(笑)
血圧、バイタル、体温、いろんな数値が飛び交っていました。
そして、乗せられてもすぐには発車しないんですね。
無線でいろんな病院に問い合わせして、搬送先が決まるまでは動かないのです。
何度も記憶を失いそうになる中、
ずっと隊員さんが耳元で症状やら緊急連絡先やら妊娠の有無やらを聞いてきます。
オットの会社の電話番号なんて知らないって(笑)
そして救急車、揺れます。
気持ち悪いのに拍車がかかります。
ほんと、しんどかったです・・・。


ようやく着いた病院で、今度は点滴、採血。
「腕上げてください」「足動かしてください」ってお医者さんに言われて、
自分では動かしているつもりなのに、まったく動いていなかったようです。
血液も、血管が細くなっているのか、ひじの内側からは採れず、
右足のそけい部から採ることに。
が、ここでも血液が採れず、左側そけい部に変更。
圧迫しても脈がとれない状態だったようで、何箇所か刺されました。
吐き気止めの薬も肩に打たれ、これが一番痛かった・・・。
オットには結局連絡がつかず、
救急隊員さんがわたしの携帯を調べて、留守電に吹き込んでくれたようでした。
ひととおり処置されて、検査結果が出るまで点滴されて待つことに。
ここで、また記憶が途切れています。
点滴の最中に、オットが来てくれて、
看護師さんに既往症や服薬のことを聞かれてうろたえていたので
「荷物の中に、お薬手帳が入っていること」を伝えたのをうっすら覚えています。
あとからオットに、「さすが、病院慣れしてるね」と変な感心をされました。


点滴を何本か打たれて、お泊まり。
ところが、睡眠薬がないので眠れない!
ナースコールで頼んでも、既往症があるので出せない、と言われてしまい
頭痛が治まらないせいもあって、半分覚めた状態で夜を明かしました。
翌日のお昼ごろ退院。


本調子ではないけれど、今はどうにか落ち着いています。
ちょっと頑張ると、すぐ体力を消耗してしまってなかなか疲れが抜けなくて、
その上にまた無理を重ねるから、こういうことになるんだよね・・・。
反省します。
元気になったとはいっても、まだまだわたしは健康ではないんだわ。
自分を甘やかしすぎるのもアレだけど、過信もダメだなぁ。
いつになったら、元の通りに戻れるかなぁ。